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もちろん個体差もあるが、飼い主がペットの犬や猫の頭をなでたり、喉をさすると至福の表情を見せてくれることがある。

うっとりと幸せそうな顔をするその姿は見ている方も幸せな気分になれる。


 彼らはなぜ頭をなでられるのが好きなのだろうか?

それにはいくつかの理由があるという。共通の理由もあれば、猫と犬でちょっと違う理由もあるようだ。




犬や猫、共通の理由

 例えば、猫や犬の頭をなでてあげると、構ってもらいたくてしかたがない彼らの要求をかなえてあげられるのかもしれない、というのはアメリカ・タフツ大学カミングス校の獣医学科名誉教授ニコラス・ドッドマン。

 また、猫や犬の手足では頭のてっぺんまで届かず、舌で舐めるのも不可能だからという理由もある。

「彼らにとっては、なかなか手が届かない場所なので、人間がそこを掻いたり撫でたりしてあげれば、文字通り痒いところに手が届く状態になる」

 そういうわけで、猫や犬は頭を撫でてもらうのが大好きなのだ。
 だが猫と犬では少しだけ異なる理由もあるようだ。


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猫だけの理由

1. 母猫にしてもらったことを思い出す

 猫にとって、頭や頬や顎を優しく撫でてもらうのは、肉球を舐めたり、頭をどこかにこすりつけたりするいつもの毛づくろい思い出させるのかもしれない。あるいは、子猫の頃に頭の上を舐めてもらった母猫のことを思い出すこともあるだろう。

 猫は、頭を撫でられることを飼い主による個人的なグルーミングサービスととらえているか、母猫がやってくれたことと似ているので、飼い主のことを母親だと思っているのかもしれない。


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2. 猫が自分からスリスリするのはニオイ付けをしている

 さらに、カリフォルニア大学バークリー校の心理学科博士号候補者で、猫の行動コンサルタントでもあるミケル・デルガドによると、猫はからだじゅうにニオイ腺があり、特に額や頬や顎にそれが集中しているという。

 「猫があなたの手や壁の隅、あるいはほかの猫に自分をこすりつけているとき、それは自分のにおいづけをしている証拠。においを残すのは、なわばりにマーキングするひとつの方法で、こうすることで猫にとって気を落ちつかせる効果があるのではないかと思う」

 しかし、猫が人間に額をこすりつけるのは、バンティング(押し付ける)として知られる行為で、自分が優位にたつことを誇示することでもある。

 友好的な社会的行動の一種で、とても愛情あふれる仕草に見えるが、猫にとってこの行為は、なわばりのマーキングと、友好的な感情の表現という二重の目的がある。

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1. 犬が鼻で飼い主にすりよってくる場合は愛情の証

 猫のバンティングと似ているが、犬も鼻で飼い主にすり寄ってくる。それはたいてい愛情と絆のサインだ、というのは、ニューヨーク、イサカにあるコーネル大学獣医学部臨床科学科の臨床医兼講師のレニ・カプラン。

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 しかし、すべての犬が頭を触られるのが好きなわけではない。

 「頭を撫でられたり、上の方から触られたりするのが嫌いな犬もいます。これは支配的な仕草だからです。例えば、ドッグパークで、自分の前脚をほかの犬の頭に乗せて、相手に対して支配的な態度をとろうとする犬がいます。人間から頭を触られると、支配されているととるのかもしれません。」

 「ほとんどの犬は(特に飼い主がハンドリングしている場合)、頭や耳を撫でられるのは好きです。それは愛情や絆、思いやりの証だからです」


2. 頭を触ろうとすると罰と感じる犬もいるので要注意

 だが、適切な社会性がない、あるいは見知らぬ人や環境を怖がる傾向のある犬だと、頭を触られるのが嫌いなのかもしれない。こうした犬にとって、罰として頭を殴られるようなイメージがあるのだ。

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なでてほしいのか?ほしくないのか?その状況を見極めること

 いずれにしろ、動物のボディランゲージをきちんと読んであげることが大切だ。動物の好みや、特に人間に対して引っ掻いたり噛んだりして攻撃しようとしている状態なのかを見極めること。

 あと、やたらと掻いてもらいたがるペットは、痒いのに手が届かないだけなのかもしれないことも覚えておこう。アレルギーや炎症などの可能性があり、医者に診せなくてはいけない状況なのかもしれない。





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