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ノロに代表されるウイルス性胃腸炎は、ここ数年でインフルエンザに匹敵する流行をみせている。

フード業界のみならず、食中毒には一般家庭だって注意が必要。

そこで、清潔を保ちたいまな板に雑菌を寄せ付けない工夫が数多くアイテムとして登場してきた。

たとえば除菌アルコールや抗菌スプレー、合成ゴムや抗菌加工素材を用いたまな板、キッチンの衛星を守る最前線は、これまでまな板だったと言っても過言ではないはずだ。

しかし、ここにきて人々は食材をカットする包丁にまで清潔感を求め始めたのだ!!




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木で包丁をつくろうという発想自体がまずもって斬新。

柄の部分(グリップ)だけでなく、刃の大部分までが木製とは!

聞けばこの「//SKID」、97%が木材、残りの3%がカーボンスチールでできた包丁だそう。

もちろん食材をカットしていくのは刃の部分なので、ここさえソリッドならばある程度のものならカットできるだろう。

しかし、どうして刃の大部分にまで木の素材を用いたのか?

そこに、この包丁が他のものとまったく違うアイデアから開発されたものであるのだ。

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//SKIDに用いられる木は、おもにロビニア(ニセアカシア)やウォールナット材。

こうした木材にはもともと天然ポリフェノールの酸性有機物質タンニンが含まれているんだそう。お茶やブドウの果皮にも含まれるこのタンニンに、バクテリアを死滅させて、木を自浄させる効果があるというのだ。

つまりは化学物質入りの洗剤や食洗機を使わずとも、水で洗い流す(熱湯は不要だがお湯がベターらしい)だけで包丁自体が自浄能力を発揮して、いつでも清潔に保ってくれるという代物だという。

だけど、そんなことが本当に可能なのか?

//SKID開発者らは、木が持つ本来の抗菌性質に加え、亜麻仁油と独自に配合した天然オイルで包丁自体をコーティングすることで、木目や合金との接合部への水分、細菌の浸透を防ぐことに成功。これが大きかった。

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ところで、肝心の“切れ味”のほうはというと、こちらも自信ありだ!

なんでも、ドイツで行われたフードフェスティバルの調理で14日間試験運用され、一日100個のパイナップル、500本近いニンジンのカットを難なくこなしたあとでも紙をすっと切ることができた、と開発者も太鼓判。
 

ひとつ手間といえば、月に一度は天然オイルのコーティング材を塗ってメンテナンスすること。

あとは刃が欠けてしまったり、切れ味が落ちたときに、シャープナーで研げるのも数に限りがあること。

アフターサービスとして刃の付け替えも行っているようですが、メンテナンスに出さなきゃいけないことも難点と言えるかも。

現在、クラウドファウンディングで出資を募っている真っ最中。

早期割引でも1丁189ユーロ(約2万3,000円)というから、そこそこのお値段。

料理好きや、道具を長く愛用したいこだわりユーザーには、結構気になる包丁ではないだろうか。

 
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