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 花粉症患者数は増加の一途をたどり、スギ花粉症だけで1500万人以上、日本の花粉症総人口は2000万人以上、5人に1人は花粉症ともいわれ、今後も増加することが予想されています。

 実はこの花粉症、古代エジプトの文献にも登場するため、まったく新しい病気というわけではありませんが、日本においては、1961年にブタクサ花粉症、64年にスギ花粉症、ついでイネ科の花粉症などの報告がされ、その後はスギを中心に猛烈な勢いで花粉症患者が増え続けています。

 数多くの花粉症患者は、薬を常用して花粉飛散のシーズンを乗り切っていることと思いますが、実は安易に花粉症薬を服用すると、大変危険な副作用をもたらすことがあります。

実際、複数の医師に花粉症薬について意見を聞いたところ、ほとんどの薬は、自分では飲みたくないものだと口をそろえます。

一体その理由とは?

 


ずばり医者が
花粉症薬を飲みたくない理由は、効果が薄いものが多いばかりか、深刻な副作用をもたらす可能性があるからです。

花粉症に処方される薬剤のうち、特にアレルギー性鼻炎用薬は、①抗ヒスタミン剤、②クロモグリク酸、③ステロイド剤、④その他の抗アレルギー剤、⑤血管収縮剤の5つに大別できます。

 

 ① 抗ヒスタミン剤 

抗ヒスタミン剤は、鼻水を抑えるには即効性があり、強力な作用があります。しかし、その一方、服用すると眠気を生じさせ、口が渇く、排尿が困難になるなどの副作用があります。子どもが服用すると、けいれんを起こす危険があります。最近は、眠気が出にくいタイプもありますが、思い不整脈の報告事例があるほか、薬価は眠気を伴うタイプの10倍以上するので、あまりオススメできません。

 

 ②クロモグリク酸(インタール)

クロモグリク酸(インタール)は、効果が弱めなので症状がひどい人には向きませんが、副作用の心配もあまりありません。

 

 ③ステロイド剤

ステロイド剤は、効果は強力ですが、長期間使い続けると感染症や依存症、副腎機能の抑制、胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの危険が高まります。花粉症は、数カ月におよんで服用する場合が多いので、使わないほうがいいといえます。内服のステロイド剤はあまり処方されませんが、ステロイド剤と抗ヒスタミン剤を混合したセレスタミンを処方する医師が時々います。おそらく単に抗ヒスタミン剤だと考えているのだと思いますが、セレスタミンの長期服用は避けましょう。

 ④その他の抗アレルギー剤

その他の抗アレルギー剤としては、非抗ヒスタミン剤、非ステロイド剤などがありますが、感染症や依存症になりやすく、効果よりも危険のほうが大きいとして、欧米ではアレルギー性鼻炎への処方は禁止されています。

 最後に、⑤血管収縮剤は点鼻薬として処方されることが多いですが、内服薬の場合はとても危険です。鼻に限らず、全身の血管が収縮する可能性があり、高血圧や脳出血の可能性が指摘されています。漢方製剤の小青竜湯も同様の危険があります。

 花粉症は、症状が出ている間は非情につらいですが、マスクなどを着用して極力花粉を吸い込まないようにし、どうしても症状を抑えなければならない時に薬を使用するのをオススメします。花粉が飛び始める前から、ゴールデンウィーク頃まで薬を常用している人も多いと思いますが、あらゆる薬には副作用がありますので、自分の体質と薬の効果・副作用を十分に検討して上手に薬と付き合ってください。

引用元: http://news.livedoor.com/article/detail/9943823/



19_sumimasen
>花粉症の薬って意外にコワいんだなぁ・・・。 知らんかった。